誰のような顔になりたいか、を考えてみた。

　「踊る！さんま御殿」を観ていたら、出来
ることなら誰のような顔になりたいか、とい
う話題になった。
　彼らは芸能人なので、自らの容姿について
は人一倍のこだわりと理想に対する憧れがあ
るようだ。
　
　では私は誰のような顔になりたいのか？と
考えてみた。
　少し考えてみたが思い当たらない。
　私は、今現在の自分の顔に大いに満足して
いるわけではないが、かといって誰か別の人
の顔になりたいとも思わないのだ。
　今更、顔を変えても仕方が無い。
　仮に良い顔になったとして、それで新たに
私のことをちやほやする人が現れたとしても
嬉しくは無い。
　上辺の見た目で対応を変えるような人間は、
実に軽薄で奥行きも深みも無い。
　そんな人間とは、持て囃してくれたとして
もことさら付き合うつもりも無い。
　それこそ時間の無駄である。

　私は、その後も自分がどんな顔になれたら
嬉しいのか、考えてみた。
　すると、ひとり思いついた。
　このブログのプロフィール画像に使用して
いるアイスクリーム屋のおじさんである。
　現実の私は、このおじさんよりもずっと若
いのだが、このおじさんの爽やかな笑顔に魅
了されてプロフィール画像に使わせてもらっ
ているのである。
　顔の良し悪しよりも、この自然な笑顔は良
いな、と思う。
　人間、年を取ってから良い笑顔でいられる
ことは何よりも幸せなことだと思う。