不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

庭にミミズがいた。

 梅雨の雨間に雑草抜きをした。
 私が何とか世間並みに雑草を抜くのは、本
格的な夏の暑さが来るまでである。
 日差しが強くなり暑くなると、雑草抜きを
しようなどという気がしなくなるのである。

 ツルの雑草を抜く。
 ツル系の雑草は実に強い。際限なく伸びて
いくようだ。葉も茎も弱そうに見えるが大違
いだ。
 人は見かけによらない、と言うがこれは植
物にも当てはまるのかもしれない。
 
 長いツルを根っこからごっそり抜くと、ポ
ロリと何かが落ちた。
 ベージュ色のその物体をよく見てみる。
 それは、ミミズだった。
 お~、我が家の庭にもミミズがいたのか。
 ミミズと言えば土に最も大きな力を持つ生
き物である。
 ミミズなくして健全な土壌はありえない。
 生きたバイオフィルターなのである。
 科学がどれほど進んだとしても、土作りの
能力ではミミズには敵わないと思う。 
 地道にエコロジーに参加していながら、そ
の見た目の悪さから気持ち悪がられることも
あるちょっと不幸せな存在である。

 ミミズのような貴重な存在が私の知らない
ところで生きている。
 それで私はあまり薬物は撒きたくない。
 だが、居て欲しく無い生き物も確かにいる。

 自然と生きることは、それなりに悩みも多
いものである。