不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

稲刈りも終わる

 いつも通る田圃道を行く。
 日が出ているので、10月の末なのにちょっと暑いく
らいである。
 先週まではまだ残っていた稲穂も、今日は2~3区画
ほどを残して刈り取られていた。
 この田圃の面(区画?)のことを何と言うのか知らな
いのだが、刈り入れが済んだ田とそうでない田があると
ころを見ると、隣り合っている面であっても地主?は、
それぞれ異なっているようである。
 ちなみに、田圃の持ち主のことを何と呼ぶのかも、私
は知らない。
 ご存知の方は、お教えください。

 田圃に稲穂が無くなってしまうと、寂しいものがある。
 元々、刈り取るために植えたものなのだから無くなっ
ても当然なのであるし、農家にとっては一段落なのだ。

 隣の市に入り、一級河川の堤防の上の遊歩道を行く。
 川を見下ろすと、5人もの人が釣りをしている。
 夏場には見なかった光景である。
 釣りのベストシーズンがいつ頃なのか、ということも
私はよく知らない。
 5~6メートルおきに、おじさんたちが竿を仕掛けて
いる。
 釣りって、面白いのだろうか?
 そんなに魚が欲しいのか。
 魚屋さんで買えば良いのに、といつも思ってしまう。
 いや、そんなのではなく、もっと新鮮な魚が欲しいの
だ、ということなのであろうか。
 確かに自分で釣れば、それ以上の新鮮さは無い。
 ここで釣れるのは、多分ハゼだろう。
 ウナギが釣れることもある、と聞いたこともある。
 ウナギが釣れるのなら、私もやってみようかな、と思
ったこともあるが、段取りを頭の中でシュミレーション
してみただけで面倒になり、結局実行にまでは至らなか
った。
 釣りは、のんびりやっているようでも準備も後片付け
も、それなりに手がかかるものである。

 用事を済ませて、帰る。
 午前中に通った田圃道を行く。
 数時間前まではあった稲も、全部刈られていた。
 刈られたばかりの田圃からは、稲と土のにおいがする。

 雲で日が覆われている。
 それだけで、もう涼しくなってしまった。
 同じ太陽が出ているはずなのに、季節によって気温が
変わるというのは、不思議なものである。