パソコンに延長保障を申し込む

　今使っているパソコンの延長保障サービスの申し込み期
限が間近に迫っている。あと２日しかない。
　購入後、１０ヶ月以内に申し込まなければならないこと
になっているのだ。
　この保障は、９８００円を支払うことにより、メーカー
の無償保障が２年間プラスされるというものである。
　さて、どうしようか？
　パソコンは他の家電品と違って、丁寧に扱っていればま
ず壊れない、というようなものではない。普通に扱ってい
ても突如動かなくなったりする。これは熟練者であっても
同様らしい。
　パソコンとは、かくもデリケートなものなのか、それと
もただ未成熟なだけなのか。
　以前、キーボードのタッチがおかしくなり、aのキーを
いくら押しても反応しなくなったときがあった。ノートパ
ソコンのキーボードは、思いの外繊細なようだ。
　その時は、電話をしてピックアップサービスで日通さん
に持って行ってもらった。１週間位かかります、とのこと
だったが３日で戻ってきた。
　これは保障期間中なので、無料で済んだ。
　一応、これが保障期間でなかったらいくらかかるのだろ
うと思って調べてみた。結構な金額を請求されるようだ。
　私は、こういう保障をあらかじめ買う、ということをし
たことがない。
　これは保険とも違うのだろうか。私はこのあたりについ
ては、実に無知なのである。
　いろいろ考えてみた。
　その結果、延長保障を付けてもらうことにした。

　ネットで申し込むことになっているので、アクセスした。
　申し込んでみると、私の場合、９８００円が何故か割引
になっていて９３００円になっている。これは、皆がそう
なのかも知れないが、５００円割引というのはちょっと嬉
しい気分になった。このあたりが私は単純である。
　
　この延長保障サービスは、期間内であれば追加の支払い
も補償限度額も無く、何度でも修理が受けられるというも
のである。これは、業界としては得なサービスらしい。
　ひと月当たり、缶コーヒー３．５本分で受けられる保障、
と絵入りで説明してある。説得力のあるような無いような
文句である。
　これでは、せっかく飲めた筈の缶コーヒーが飲めなくな
って損をしたような感じもしてしまう。もっとも、私は缶
コーヒーは、あまり飲まないので実感は湧かないのだが。

　パソコンも、もっと頑丈にならないものだろうか。
　象が踏んでも壊れない、とまでは言わないものの、現状
では弱すぎると思う。
　やはり時代の先端を行くものには、ある種の脆弱さは宿
命なのだろうか。