不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

届けられた無料雑誌

昨日、土曜日の4時頃、パソコンをいじっていると車が止
まった音が聞こえた。
 スライドドアが開いて、しまる音。
 お隣にお届け物かと思っていると、珍しく届け先は私で
あった。
 サインをして受け取ると、それは薄い大型の封筒で中身
は、雑誌であった。
 もう、着いたのか。まだ1日経っていないのに。
 
 私は先週の火曜日に、ある無料雑誌のサイトで購読申し
込みをしていたのだが、いくら送信してもサーバーが受け
付けません、という英語の案内が出て申し込みを却下され
ていた。
 その日は、きっと今日はサーバーの調子がたまたま悪か
ったのだろう、と思いあきらめた。
 そして翌日、またも申し込みを試みた。
 だが、またしても却下された。
 その翌日も翌々日も却下された。
 今頃、申し込みを募っておいて、こんな状況のまま、と
いうのも珍しい。
 これが金銭や商品の取引が関わることであれば、会社の
信用にも重大な問題があると言える。
 しかし、私が申し込もうとしているのは、無料雑誌であ
る。
 無料の物やサービスに文句をつけても良いのだろうか、
という懸念もある。無料の物に、がたがた言うなんて図々
し過ぎはしないだろうか。
 うーん、ここはどうしたらよいのだろう?
 私は考えた後、その会社にメールを送ることにした。
 サーバーが受け付けてくれませんけど、どうなってます
か、という内容だ。
 このメールを送ったのが、金曜日の4時頃である。

 そして、その翌日の土曜日にその雑誌は届けられたので
ある。
 中には、クリアファイルにはさまれたその雑誌の編集長
のお詫びの言葉と名刺が入っていた。
 やはりサーバーの調子が悪かったようなのだ。
 私はその雑誌を発行する会社の見事な対応に大いに感心
した。
 金銭づくで対応してくる会社人たちに腹立たしい思いを
多くしてきた私には、驚きですらあった。
 迅速で誠実な対応というのは、難しい。
 しかも、この場合はサーバーの不具合である。発展途上
の機械の不具合は、いつ発生するか分からない。誰に責任
がある、と言い切れない部分もあるかもしれない。

 私は、その雑誌を、ゆっくりと読んでいる。
 有料の雑誌には無い気骨のある内容を持っている。
 
 小さなトラブルは、いろいろ教え、考えさてくれる。