という記事を読んだ。
大規模な実験ではなく、被観察者は18人から36人と小
規模な実験である。
この記事の見出しの文句は幾分大袈裟であるが、その
内容は「なるほどなぁ」というものがある。
私には心当たりがある。
私はこれまでの人生でかなりたくさんの音楽を聴いてき
た。
聴取時間は同年齢の中でも上位数パーセントに入るだ
ろう。
では、それで創造性は向上したか?
していない。
残念なが実に貧弱な創造性しか持っていない。
音楽を聴けば創造性が身につくと思って聴いてきたわけ
ではない。
何か自分にプラスになると思って聴いてきたのではない
のだ。
だが、「創造性が著しく損なわれる」と明言されると少しが
っかりしてしまう。
この実験とそこから得られた考察が正しいのか否かは現
時点では不明である。
無視することもできるが、気にもなる。
おそらくこの結果は、「音楽のながら聴きは気が散ってしま
い精神的な作業に影響を及ぼす」ということであろう。
特別新しい知見ではないであろう。
気が散るなんて小学生でも知っている。
大したことない実験報告なのかもしれないが、私が軽いシ
ョックを受けたのも事実である。