だったそうだ。
そうだ、というのは私自身は幼すぎて記憶にないから
である。
このあだ名は、今で言うところの母のママ友たちから
つけれたそうだ。
近所に住むママ友たちが私の顔を見て名付けたらし
い。
母はこのあだ名を気に入っていたようだ。
その思い出話の話しぶりで明らかだったのだ。
私は(へぇ~、そういうものなのか)と思うだけである。
ナルちゃんは実在の人物である。
当時の私の顔が、その人物に似ていたからだそうだ。
写真を見てみる。
う~ん、似ているかなぁ。
似てなくもないが、そっくりというほどではない。
それに子供というものは、個性が現れるまでには至っ
ておらず、大体皆が同じような顔をしているものである。
ナルちゃんは今、時の人である。
毎日メディアで取り上げられている。
その活躍が皆から期待されている。
私は懐かしいようなそうでもないような不思議な気分
でいる。
ナルちゃんとは誰か?
今上陛下のことである。