洗濯物を干し始めた。
「あれ?今日何か回収している?」
Nさんがそう声をかけてきた。
「PTAの資源ゴミ回収だったっけ?」
見るとクルマが3台停まっている。
女性が束ねられた古紙を集めて回っているのが見
える。
えぇ~、そうだったかな?
それって来週じゃなかったかな?
Nさんと私は自信はないが、そう言い合った。
女性が我が家の前に来た時、Nさんが尋ねた。
「ハイ、今日は回収して回っています!」
そうなのか!
てっきり来週だと思いこんでいた。
ムムム、今からでは遅いなぁ。
回収のクルマはゆっくり移動していく。
私は家に入って出す予定だったダンボールだけを持
ってクルマをお追いかける。
そして、なんとか追いついた。
私はダンボールを渡す。
「どうもわざわざ有難うございます」
丁寧な挨拶で受け取ってくれた。
私は帰りの道すがら反省する。
う~ん、どうして間違って憶えていたのかなぁ?
そう言えばメモしておいたカレンダーを見ていなかった
なぁ。
せっかくメモしておいても、そのメモを見なければ何も
ならない。
記録をして安心してしまい、その記録を見返すことを忘
れてしまっているのだ。
こういうことがたまにあるなぁ。
間抜けな点を克服すべく再注意が必要なようだ。