いつものスーパーで買い物を終え、出口に向かう。
途中にはテナントとして入100円ショップがある。
私はその横を横目で眺めながら通り過ぎる。
この100円ショップの店先は、季節ごとに少しずつ
模様替えをしている。
少し前までは、夏のレジャー関連用品が並んでい
た。
夏という季節柄か、派手な配色、形態の品が多か
ったような印象があった。
さて、今はどうなっているのだろうか?
白く四角いものが沢山ぶら下がっている。
カレンダーだ。
目立つほどではないが、季節商品のコーナーの一
角を少なからず占めている。
来年のカレンダーが、もう売られているのか。
9月15日で9月の真ん中である。
まだ、年明けまでに3ヶ月半もある。
否、もう3ヶ月半しかない、なのか。
私はつい先日、(今年が始まった)と思っていたとこ
ろである。
時間が経つのは、実に早い。
100円ショップでも内心は(まだちょっと早いような・・・)
と思っているかもしれない。
だが、会社の上の方から指示されれば、従わなけ
ればならない。
それで指示通り並べておく。
まだ売れるとは思えない。
年末が近付くに連れ、一部、2部と売れていくのだ
ろう。
来年のことを言うと鬼が笑う、と言う。
では、カレンダーを売ると鬼はどういう態度をとるの
だろうか?