地元のJAが経営している農産物直売センターへ行っ
た。
ここはいつでもお値打ち価格で提供されている。
普通のスーパーの数量限定の目玉商品の特売価格
と同じ水準である。
ただ、取り扱い商品アイテムや数量が一定でではない。
旬の作物はどーんと山盛りで並べられる。
だが、時期でなかったり不作だったりすると数量は僅か
になる。
「〇〇が欲しい」と思って買いに行っても、置いてなかっ
たりする。
納入の農家の都合が第一なのだろう。
お客はそれに合わせてくれ、というところだろう。
ここはそういう店なのである。
決して横柄なわけではない。
農家のおばちゃんが野菜を育てて、収穫して、自分で軽
トラで運んできて店に並べている。
店の空気が素朴になってしまうのだ。
何より値段が安いので文句を言う人はいない。
それに市内の農家の人たちが経営しているとわかってい
るので、いちいちうるさいことは言わない。
私は主に価格のお値打ちさに惹かれて、時々ここを利用
している。
今日はそこで思わぬものを見つけたのである。
~つづく~