TEさんのお宅へ伺った。
このお宅は玄関までの１０メートルほどの間に子ど
も向けのフィギュアが数十㎝おきにいくつも置いてあ
る。
どれもそれなりの重さがありそうな大きさのもので
ある。
今日はそれらのフィギュアの中に新顔が混じってい
た。
サンタクロースが二人いる。
一人はロープでよじ登ろうとしているもの。
もう一人は軽くポーズをとっている。
ここにサンタクロースが加わるのは初めてではなか
ろうか。
それらにはコードが繋げられている。
電飾なのだろうか？
一般家庭におけるクリスマスの野外ライトアップは近
年盛んになってきている。
TEさんのお宅でも今年から始められたのか。
玄関にたどり着きTEさんに尋ねてみる。
「ハハハ、面白いでしょ。孫や曾孫が来るのでやってい
るのよ」
なるほど。
そりゃ喜ばれますね。
「これは太陽の光を溜めておいて電気に変えているのよ」
へぇ～、それは良いですね。
エコっていうことですね。
TEさん自身は仕組みは良く把握していないそうで、配
線などはお婿さんがしているようだ。
それなら初期投資だけで電気代はかからないというわ
けである。
さすがTE家、ぬかりはないな。
私は用事と雑談を済ませてTE家を辞去した。
だが、今このブログ記事を書いていて気がついた。
TEさんのお宅はかなり熱心な仏教信者の筈だ。
サンタクロースはＯＫなのか？
まぁ、そのあたりは目くじらを立てないのが日本的お
おらかさであろう。
ちょっと微笑ましい話ではある。
