わが家は非常に強い台風が直撃すると雨漏りする。
雨粒が横殴りに外壁を打ち、次第に浸透して天井
に至り落下するようだ。
それでは、どこから雨が入ってくるのか調べて対処
すれば良かろう、と思われるかもしれない。
それがわかったらとっくに行っている。
屋根屋さんに見てもらった時にも屋根には異常は無
いと診断を受けた。
壁からの強烈にして長時間の雨に弱いのである。
だが、そのようになるのは何十年に一回である。
普通の台風ではなんともない。
だが数年前に、それが起こった。
その時は非常に強い台風が当地を直撃した。
天気図の暴風円の赤丸の中心がわが家のちょうど
上空に来た。
非常に強い台風+暴風雨圏の真ん中である。
直撃中の直撃である。
家が吹っ飛ばされるかと思えるほどの暴風だった。
窓のサッシのレールの溝に雨水が溜まり溢れ出した。
そして二階の私の寝室が雨漏りを始めた。
ほんの少しではあるが水が落ちてきたのだ。
水量としては20~30㏄ほどだと思われる。
大した量ではない。
だが、雨漏りは雨漏りである。
それでも、こんな台風はそう滅多には来ないだろう、
と思い直した。
しかし、そんな思いは簡単に崩されてしまったのである。
~続く~