不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

テレビアンテナが落ちる寸前。その③

 アンテナはフィーダー線で辛うじて落ちないでいた。
 本来フィーダー線はアンテナからの電波情報をテ
レビに伝えるものであり、設置用に繋がっているわ
けではない。
 次に大風が吹いたら、落下するのではないか。
 落下するとしても、すんなりと落ちはしないだろう。
 落下過程で家の一部を傷つけるのではないか。
 台風が来たら、どこかへ飛ばされてしまうに違いない。
 飛んで行った先で余所のお宅にぶつかって家などを
破損してしまうかもしれない。
 なにしろ当地は一年中風が強い。
 台風の際には尚更強くなる。
 数年前の当地に大きな被害を出した台風では、病院
の駐車場のフェンスが飛んで行ったことがある。
 あのようなものでも飛ばされるのである。
 フェンスは空気抵抗が無く、飛んで行くようなもので
はない。
 そもそも地面から抜けないようになっている筈である。
 それが、暴風で引っこ抜かれて飛ぶのである。
 あり得ないことが起こるのが台風である。
 となるとわが家のアンテナが飛んで行くのは目に見
えている。
 しかも高い場所から飛んで行くのである。
 道路や庭の隅にでも落ちてくれれば良いが、そう狙っ
たようには行くまい。
 余所様に迷惑がかかったら大変である。
 もたもたしてはいられない。
 
 ~続く~