先月4月は下旬に気温が下がった。
長野県では21日から23日の低温と霜により総額
16億4320万円の被害が出た。
主な内訳はリンゴやナシなどの果樹が15億6990
万円、アスパラガス、スイカなど野菜類が7320万円
である。
この被害額は統計が残っている1984年以降で
は4番目の被害額になる。
果樹は花がしおれてしまい、身がつかなくなって
しまった。
野菜類は変色や苗が壊死してしまった。
農業をやっている知人がいつもこう話していた。
「何が怖いって遅霜が一番怖い。新芽が出たところ
でやられてしまうんだ」
心配で仕方ない、夜もよく寝むれない、と言ってい
た。
長野県下だけで16億4320万円という被害額は莫
大である。
長野県の農協では、対策を急いでいる。
残った実の育て方や来年に向けた栽培方法を学
ぶ講習会を開いている。
あぁ、自然は人間に過酷である。
100%優しいという存在ではない。
厳しいだけのような気がする時もある。
自然は不可解である。