テレビ、ラジカセの他にも片づけたいと思っていた
物があった。
そのひとつはパナソニックのVHSのビデオデッキ
である。
これは一度修理に出したのだが、その後また故障
してしまった。
これが寿命だったのだろう。
テレビが永眠しているので、こちらにも引導を渡す
としよう。
価格のわりによく働いてくれたと思う。
お疲れさまである。
もうひとつは、電話機である。
これは以前から使っていた物でわが家では唯一の
パイオニア社製である。
留守電装置も付いているが殆ど使ったことがなかった。
プッシュボタンの接触が悪くなっていたので(そろそ
ろかな)とは思っていた。
5番が特に具合が悪かった。
(あぁ~、これは壊れかかっているなぁ~)と感じつつ
もそのまま買っていたのだ。
かけるとうまく押されていない番号があり、間違い電
話になってしまうこともしばしばだった。
それでも、使っていた。
なんともテキトーである。
それでもさすがに取り替えることになり、電話線を外
され処分待ちとなっていた。
この電話機も軽くて小さいのでいつでも処分出来た
のだが、そのまま置いていたのだった。
私のいろいろな話を取り次いでくれた電話機である。
楽しい思い出やあまり知られたくないようなことも、
この電話機は聞いている。
その電話機とも別れの時が来たようだった。
~続く~