私は掃除機を使う時、電源コードを限界まで引
っ張り出していた。
どうやら、この行為がコードを収納するリールに
過大な負荷がかかってしまっていたようだ。
今だったら、そうだろうと思うのだが、これは壊
れてしまってから気がついたことである。
説明書を読むと、「コードは黄色の線までしか
出さないで下さい」とある。
えぇ~、こんな記述があったのか。
「聞いてないよぉ」ならぬ「読んでないよぉ」である。
私はコードの黄色の線はもちろん、その奥の赤
い線まで出していた。
これでは、出し過ぎなのだ。
黄色の線は注意、赤の線は危険、の意味なの
だろう。
私は電化製品を新たに購入しても説明書を読む
ことは殆どない。
読まなければ使えない電化製品などないだろう、
と思っているからだ。
これは私が電気に詳しいというわけではなく、そ
ういう性格なのだ。
ちなみに、パソコンの説明書も殆ど読んでいない。
説明書は壊れた時に読む、というのが私のスタ
イルなのである。
だが、これが大きな間違いだったのである。
つまり、これは自業自得ということなのだ。
あぁ~あ、こんな子とになるなら、もっと早く気が
つけば良かった。
後悔先に立たず、である。
だが、この掃除機が壊れたのは、この理由だけ
ではない。
より重要な点があったのである。
~続く~