当町内を含む地域では、多くの町内会で昼花
火の削減という策が取られることになった。
昼花火を削減することにより、自粛派の意見を
汲んだという形になる。
強硬な自粛派は「お祭りそのものを中止すべき
だ」という主張をしのだが、それらは却下された。
自粛を強く主張する人達は、普段からお祭り行
事に対して協力的ではない。
そのためお祭り挙行派にしてみれば「普段から
非協力的なあなた達に言われたくない」というこ
となのだろう。
当地域では、お祭りの主要行事は変更すること
なく例年通り執り行わるようだ。
それにしても、3月12日にお祭りを迎えたM町
内会は、大変だったと思う。
「何で俺たちが、余所からいろいろ言われなきゃな
らないんだ!」というところだと思う。
町内会の役員や世話役は「あ~あ、なんでこん
な時に大震災が」という気になっただろう。
金曜日の2時過ぎに震災が起き、その日の夜に
も「明日からのお祭り、どうする?」「やって大丈夫
かね?」という話題になったことだろう。
皆さん、内心では、例年通りで良いのかなぁ、と
思ったに違いない。
かといって、「震災が起きましたから、行事を変
更します」とすぐに決めるわけにも行かなかっただ
ろう。
例年やって来たことを、すぐに変えることは、大変
なエネルギーを必要とするからである。
行事の中止はエネルギーの温存にはならないな
い。
大いに気を揉むので、結果としてエネルギー消
費量は同じなのだ。
M町内会は、本当に気の毒だったと思う。
だが、そのおかげで周辺の町内会は一定の方針
をとることが出来た。
皆、M町内会には感謝していると思う。