不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

こたつを出す日。

 昨日は12月1日だった。
 私はこの日を待ちに待っていた。
 それはこの日にようやくこたつを出せるから
である。
「え~?、こたつを出す日なんか決まっている
の?」と言われるかもしれない。
 私は「毎年12月1日にこたつを出す」と自分
で決めている。
 それ以前にはどれほど寒かろうと、こたつは
出さない。
 11月末になると、時に12月末並の気温の
日もあったりする。
 それでも出さない。
 逆に暖冬で暖かくとも12月1日になればこた
つは出す。
「別にそんなの、その年のその時の状況によっ
て変えれば良いのでは?」とも言われそうであ
る。
 だが、私にはそういうことが出来ないのである。
 この寒いという感覚は、自分の肉体の感覚だ
けなのか、それとも気温が低いからなのか、と
いうことを考えてしまう。
 本当はそれほど寒くなくとも、自分が弛んでい
るので寒い、と感じているだけかもしれない。
 自分の肉体といえども、それほど信用できるも
のではない、と私は思っている。
 そのあたりを第三者の立場で客観的に判断す
るために、審判を暦に任せているのである。
 さて、こたつを出すと小春日和の日になった。
 これならこたつはいらないなぁ、という陽気であ
る。
 ようやく出せばそんなものである。