今年開催された2010年サッカーW杯南アフリ
カ大会の勝敗に関する予言を悉く的中させたド
イツの予言ダコのパウル君が死んだ。
自然死だったそうだ。
暗殺でなくて良かった。
パウル君は元々タコにしては高齢で次回のW
杯までは生きてはいないだろう、と言われていた。
タコって意外と短命なのだな。
水中の生き物って意外に長生きなものが多い
ので、タコも十年以上は生きるのかも、と私は思
っていた。
あんな感じでのらりくらりとしていればもっと長
生きしそうにも思えるが、そうでもないようだ。
パウル君を飼育していたドイツ・オーバーハウ
ゼンのシーライフ水族館では、敷地内にパウル
君のための小さな慰霊碑を建てるかもしれない
、としている。
タコの慰霊碑か。
おそらくそうした慰霊碑は世界初ではなかろうか。
ドイツ人にそうした感覚があるとは、ちょっと意
外である。
ドイツ人はもっとドライに割り切りそうな感じがあ
るが、そうでもないということなのか。
この水族館では既にパウル君の後継者の育成
を始めているそうだ。
そしてその名前もまたパウルとするらしい。
パウル2世である。
予言ダコ・パウル2世か。
ドイツの柳の下にもドジョウがいるのか、今後が
楽しみである。