今朝、今年初めてのツクツクボウシの声を
聞いた。
例年なら、この声を聞くと「夏も終わりだな」
と思うところだが、今年はそんな感じが殆どし
ない。
残暑があまりにも厳しいからだ。
まだこんなに暑いのに、もうツクツクボウシか、
と思ってしまう。
セミというのは、気温によって羽化するのか?
それとも体内時計、体内カレンダーのような
機能を備えていて、それによって時が来れば
自動的に羽化するようになっているのか?
気温だとすると、今年の鳴き始めは少々早す
ぎる。
気温だけみたら、いまだ夏真っ盛りだからだ。
8月の下旬は普通だったら、もっと涼しい。
時に暑い日があったとしても、今年のように
連日の猛暑日ということはない。
ことしはちょっとおかしい。
となると、体内時計、体内カレンダーの類が
作動するのだろうか。
そうした機能が働いて、地上の気温とは関係
なく地面から出てきて羽化するのだろうか?
「何だ!これは!まだ暑いじゃないか!聞いて
ないよぉ~」
とツクツクボウシも思っているかもしれない。
それでも、羽化してしまったら後は鳴くしかな
い。
ツクツクボウシは、数匹そろって羽化したらし
い。
家の周辺のあちこちで鳴いている。
この声を聞いて気温も下がってくれるとありが
たい。
だが、地球はなかなか頑固で意地悪である。
今日も昨日に引き続き暑い日になりそうである。
私たちはじっと我慢するほかはないようだ。