不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

初老のお嬢さんと同席する。

 そのお通夜の会場は後方から見て右半分が
親族、会社・勤め先関係の席、左半分が町内
会の席となっている。
 これが当地では普通の配置である。
 私が式場に着いた頃には大方の出席者は既
に集まっているようだった。
 こうした場では席は後方から埋まるので、残り
の席は前の方しかない。
 私も後ろの方がよかったのだが、仕方がない。
 前の方に座った。
 座って左斜め前の席を見ると見覚えがある姿
があった。
 まだ髪を方まで伸ばしている。
 髪型だけは小倉優子とかのようである。
 あぁ、気持ち悪い。
 床屋さんに行け、否、美容院か。
 そして、喪服の半袖の袖がシースルーになっ
ている。
 おぉ、気持ち悪い。
 そんなことしてまで二の腕をみせたいのか?
 私もその初老のお嬢さんのことを気に入らなけ
れば見なければ良いのに、つい見てしまう。
 お嬢さんは一緒に来た我が家のお隣のKさん
に向かって何やらペラペラ喋っている。
 そして何か嬉しそうに周りを見渡している。
 いい年をして、たしなみというものが無いのか?
 自分よりもずっと年上の人間が、こんな風だと、
腹も立つが呆れもする。
 こんな時には無視をする、というのが頭の良い
人がとる態度なのだろう。
 だが、未熟な私にはそういうことはできず、つい
ブログに載せてしまった。