不二家憩希のブログ

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ローカル新聞の見本紙を読んだ。その⑤

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 今回のこのブログの連載で私は地元ローカ
ル紙のT新聞について批判を記している。
 だが私は決してローカル新聞が嫌いではな
い。
 むしろローカル新聞は好きな方である。
 私はたまに遠方に出かけると、その地域の
ローカル新聞を読むようにしている。
 ローカル新聞を読むと、その土地について
わかったような気がしてくるのだ。
 それに、ローカル新聞の垢抜けない感じも
好きなのだ。
 記事と広告からその土地の香りを感じるの
である。
 私は都会の洗練さも好きだが、田舎っぽさ
も好きである。
 その地元では有名なのであろう「○○商店」
とかの広告が大きく載っているのを見ると、
楽しい気分になってくるのだ。
 その一方、地元の問題点を記事にして論説
を加えている。
 大手の新聞には載らない問題点を取り上げ
る姿勢にも好感が持てる。
 それらを読むとその地域の生活の呼吸が感
じられる。
 
 だが、当地のT新聞には、これらの美点が
何一つ無い。
 公表された文化行事の予定を載せたり、誰
も興味を持たないようなインタビューを大き
く載せたるだけなのである。
 これでは毒にも薬にもならない。
 まるで大和田獏のような新聞である。

 私がT新聞の見本紙を読んだ翌日、何とT
新聞から電話がかかってきたのである。

 ~続く~