朝、使っていた酢が終わリ、空き瓶ができ
た。
食品関連の空き瓶は資源ゴミである。
今日はその資源ゴミ回収の日だ。
回収は早くても9時過ぎからなので、それ
ほど急いで持っていくこともない。
だが、後にしよう、と別の用事に取り掛か
ると空き瓶のことなど忘れてしまう。
私は今現在取り掛かっていること以外につ
いては、自動的に忘れてしまう傾向がある。
これは忘れないうちに持って行った方が良
さそうである。
時刻は6時45分である。
まだこの時刻には通勤のクルマも走ってい
ない。
ゆっくりと、ゴミの集積場へ歩いていく。
見ると、一人の男性がおられる。
白のだぼだぼの上下に、黒の革靴をはいて
いる。
まるで、かつてプロレスで活躍した悪役マ
ネージャーKYワカマツのようだ。
へぇ~、変った格好の方がご近所におられ
るんだな。
こういうよく知らない人に会った時には、
爽やかに挨拶するに限る。
おはようございます。
私の声に応えて、その男性も眠そうな声で
おはようございます、とかえしてくれた。
まぁ、挨拶をしてくれるので悪い人ではな
さそうだ。
その人は、ゴミを出し終えると向きを変え
て歩き出した。
私も空き瓶を回収箱に入れて帰る。
その男性と私は進行方向が同じである。
私はその男性の後を歩いた。
数歩歩いて気が付いた。
その男性は、ご近所のTさんだった。
朝起きてパジャマのままでゴミ出しに来た
のである。
それにしても、パジャマに黒の革靴とは、
なかなかのものである。
た。
食品関連の空き瓶は資源ゴミである。
今日はその資源ゴミ回収の日だ。
回収は早くても9時過ぎからなので、それ
ほど急いで持っていくこともない。
だが、後にしよう、と別の用事に取り掛か
ると空き瓶のことなど忘れてしまう。
私は今現在取り掛かっていること以外につ
いては、自動的に忘れてしまう傾向がある。
これは忘れないうちに持って行った方が良
さそうである。
時刻は6時45分である。
まだこの時刻には通勤のクルマも走ってい
ない。
ゆっくりと、ゴミの集積場へ歩いていく。
見ると、一人の男性がおられる。
白のだぼだぼの上下に、黒の革靴をはいて
いる。
まるで、かつてプロレスで活躍した悪役マ
ネージャーKYワカマツのようだ。
へぇ~、変った格好の方がご近所におられ
るんだな。
こういうよく知らない人に会った時には、
爽やかに挨拶するに限る。
おはようございます。
私の声に応えて、その男性も眠そうな声で
おはようございます、とかえしてくれた。
まぁ、挨拶をしてくれるので悪い人ではな
さそうだ。
その人は、ゴミを出し終えると向きを変え
て歩き出した。
私も空き瓶を回収箱に入れて帰る。
その男性と私は進行方向が同じである。
私はその男性の後を歩いた。
数歩歩いて気が付いた。
その男性は、ご近所のTさんだった。
朝起きてパジャマのままでゴミ出しに来た
のである。
それにしても、パジャマに黒の革靴とは、
なかなかのものである。