不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

延長コードから火花が散って。

 パソコンを使おうと電源を入れた。
 すると、延長コードのタップから「バリッ」
と火花が散った。
 お~、遂にきたか。
 私はパソコンに繋いである延長コードにか
なり古いものを使っている。
 それも市販品の延長コードではなく、その
昔、父が作ったであろうコードである。
 プラグの方はまともなのだが、差込口の方
が正規のものを使っておらず、壁に埋め込む
ものを流用しているのだ。
 そのため、延長コードとしては取り回しに
難があり、加えて接触が危うい部分があった
のだ。
 私は、その点は承知していたのだが、取り
あえずは使えるものだったので、そのまま使
っていたのだ。
 火花が散ってから、その部屋のコンセント
からは電気が来なくなってしまった。
 これは、どうしたことなのだろうか?
 私は電気関係のことは、かなり無知である。
 明らかに平均的男性の水準よりも下である。
 何処か壊れてしまったのであろうか?
 電気工事店さんを呼ばなければならないの
だろうか?
 困った。
 もっとも、他の部屋の電源は稼動している
ようなので生活には支障は無いが、パソコン
に関しては、その部屋の電源が使えないとと
ても不自由なのだ。
 さて、どうしようか?
 私は、○○電力の営業所に電話してみるこ
とにした。
 こうした際に、電力会社に連絡することが
正解なのか否かも実のところわかってはいな
いのだが、どこに申告したら良いのかもわか
らないので○○電力に電話することにしたの
だ。
 電話をすると、本日は休日なので平日にお
かけ直し下さいと留守電が喋っている。
 それでも電話を切らずに聞いていると、停
電等のお方は係の者に繋ぎますのでそのまま
お待ちください、と言っている。
 少し待つと、男性が電話に出た。
 私は、一部屋だけコンセントに電気が来て
いないのです、と状況を説明した。
 係の男性は、我が家の住所と名前を尋ねて
きた。
 私がそれに答えると、男性は電源盤の説明
を始めた。
「お宅の電源盤の左から2番目のスイッチが
下を向いているかと思われますので、それを
上に向けて頂きますか?」
 そう言われて私は、すぐに電源盤を見に行
った。
 確かにそうなっている。
 私はそのスイッチを上に向けた。
 すると、切れていた電源は入った。
 あっ、つきました、と電話で言うと
「漏電防止の安全装置が働いて切れたようで
すね。何かそのようなことがありました?」
と言われた。
 えぇ、まぁそのようなことがありました、
と答えた。
 その後、礼を言って電話を切った。
 
 漏電防止装置が働いたのか。
 ほんの一瞬のことなのに、すぐにそれを感
知して作動するとは大したものである。
 電気関係に疎い私には感心することばかり
である。

 私は、その後電気店に延長コードを買いに
行くことにした。