晴れの特異日に曇り空。

　本日11月3日は晴れの特異日と言われてい
る。
　晴れの特異日というのは、毎年、暦上の同
じ日が晴れる、というもので、その科学的根
拠が不明なため特異日と呼ばれている。
　他には、11月23日の秋分の日も晴れの特異
日と言われている。
　ひょっとすると、地球もカレンダーが読め
るのかもしれない。

　しかし、今年の11月3日は全国的に晴れとは
いえない。殆どの地域で曇り空である。
　新潟県北部では雨も降リ出しているようだ。
　11月3日は晴れるだろうから、と野外で計画
されている行事も多いと思われるが、今年は
例外的な一日になりそうである。
　
　そして、この時期は北海道と沖縄を除く地
域で最高気温と最低気温がほぼ同じの日が出
現する時期である。
　東北も九州も同じ気温になる。山の多い地
域もほぼ同じ気温となる。
　時には、札幌も同じ気温になる時がある。
　こういった最高気温と最低気温が同じにな
るのは冬になる少し前の時期と、春が来る少
し前の時期である。
　つまり、この全国気温同一日が過ぎると冬
や春がやってくるということである。

　南北に長い日本列島でも同じ気温になる日
が年に数日あるということだ。
　今日は、それにかなり近い日ではあるが、
まだ多少ばらつきがある。
　私が見たところ大体、最高気温が15度くら
いになると全国の気温が同一になる日が出現
することが多いように思う。

　私は今日は晴れだろう、と思っていたらこ
んな曇り空なのでがっかりしている。
　晴れの特異日があるとはいえ、やはり天気
は気まぐれである。
　自分の気まぐれは気にならないが、天気の
気まぐれぶりには、落胆してしまう。
　私もつくづく勝手である。