不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

集中豪雨の最中に宴会をしていた首長さん達。

 最寄の街でもここ数日の集中豪雨で被害が
出た。
 幸いにも死傷者はいなかったものの、床下
床上の浸水は、かなりあった。
 ある工場では、胸の辺りまで水につかった
そうだ。
 それらの水没した地域は、水が出やすい場
所ではなく、どこも初めての経験だった。
 大型台風の時でも、あれほどには降らない。
 このような雨は、ここ80年ほどの間でも無
く、明治維新以来、最大の降雨災害のようで
ある。
 そのため、行政等の対応が遅れたり不十分
であったことは仕方ない部分もある。
 役所は前例が無いと何も出来ないという非
創造的組織だからである。

 そんな豪雨が降っている最中に、その街の
中心部に出来たビルが開業セレモニーを行っ
た。
 地元の大手企業が中心になって建てられた
そのビルは地域活性化の鍵を握っているもの
と見られており、そのセレモニーには、多く
の企業関係者や自治体の首長が出席していた。
 何とのんきな人々なのであろう。
 その時、その市内では、浸水被害が出てい
たのだ。
 市民が自然災害に苦しんでいるのに、首長
様方は宴会の真っ最中だったのだ。
 普通だったら、そういった催しは中止しそ
うなものである。
 彼等の神経を疑ってしまう。

 選挙の時は「私達は市民党です」と名乗り
市民生活第一とか言っているのは、ただの選
挙テクニックでしかない。
 一人ぐらい出席を断る首長がいても良さそ
うなものだが、そんなまともな首長はいなか
ったようだ。
 
 市民は決してこの事実を忘れはしないだろ
う。
 軽はずみな宴は、政治生命を奪うものである。