不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

飲酒をして幻覚を見ると告白するタレントに驚く。

 先日の「踊る!さんま御殿」では、他にも
気になることが話されていた。
 タレントの柴田理恵が、自分は酒を飲むと
幻覚を見る、と話していた。
 それを受けて、さんまも「間寛平さんも幻
覚を見るそうやで」と言った。
 お笑い番組の中の話なので、この話も笑い
のタネとして処理されていたのだが、これは
かなり深刻な話である。
 酒を飲んで幻覚を見る、ということは、そ
の人がかなり進行したアルコール依存症の患
者である、ということである。
 人間は、脆弱な部分もあるが、頑丈に出来
ている部分もある。
 普通の人間は、いくら大量に酒を飲んだと
しても幻覚などは見ない。
 飲酒すると幻覚が出現するということは、
かなりの重症だと思われる。
 長年にわたる多量の飲酒経験が脳を破壊し
てしまったのだ。
 脳がアルコールに耐えられなくなり、幻覚
を見せることにより、脳自身の苦痛から逃れ
ているのである。
 幻覚とは、脳が選択した逃避の最終手段な
のである。
 こういった場合、通常は入院治療を勧めら
れると思う。
 入院したから、すぐに治ると言うものでは
ないが、まずは生活習慣の改善の指導をしな
ければ、病状がより進行してしまう恐れがあ
るからだ。
 それを、笑い話にしてしまうのは、アルコ
ール依存症と言うものを知らないか、理解し
ていないからであろう。

 私は、、これを見ていて「よくこんなエピ
ソードを放送するなぁ」と驚いてしまった。

 これは、笑い話ではない。
 そして、これが愚かで悲惨な事実の告白で
あることにタレント本人がまるで気が付いて
いないことに呆れてしまった。
 今後彼女が直面する試練は尋常なものでは
ないのに、当人はゲラゲラ笑っていた。
 アルコール消毒された脳には、現実を把握
する能力は残されていないのかもしれない。