ヒラリーさん、悪口攻撃に出る。

　アメリカ大統領選挙の民主党候補のヒラリ
ー氏が、ここにきてオバマ氏へのネガティヴ
キャンペーンを始めた。
　ネガティブキャンペーンと書くと何か格好
が良く聞こえるかもしれないが、平たく言う
と、悪口攻撃、こき下ろし戦法である。
　今、このタイミングでネガティヴキャンペ
ーンに出るとは、ヒラリー氏陣営も相当焦っ
ているものと思われる。
　元々この悪口攻撃は、有権者に対して決し
て良い印象を与えるものではなく、逆効果に
終わることの方が多い。
　そのようなことは十分承知しているヒラリ
ー陣営は、一旦は悪口攻撃を封印していた。
　それは亭主のビル・クリントン氏がオバマ
氏攻撃を一貫して担当していたのだが、悪口
が過ぎたらしく1月26日のサウスカロライナ州
の予備選挙で大敗してしまったからである。
　これはいかん！と悪口攻撃を止め自分の政
治経験や政策を丹念に説明することに専念し
ていた。
　だが、それでも先日のスーパーチューズデ
ーでも負けてしまったので、再び悪口攻撃を
再開したのである。
　逆効果になることが分かっている戦法を敢
えて取るとは、何やら破れかぶれである。
　私が先日予想したとおりである。
　私はこういう予想は得意なのだ。

　やはり、自腹で日本円にして五億三千万円
も選挙資金に投入してしまうと、まともな判
断が出来なくなってしまうのだと思う。
　政治は金ではなく、国を憂う気持ちだ！と
か言われるかもしれないが、やはり自腹を切
ってしまうと、何としてもそれを取り返して
やる！という気になってしまうのだと思う。

　今後ヒラリー氏は、どういう風に壊れてい
くのか。
　エリートは挫折に弱いものである。