不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

NHK-FMで今日は一日、ハードロック・ヘビーメタル三昧を聴く

 昨日はNHK-FMで祝日によく放送されている一つの音
楽ジャンルを一日を通してそのジャンルの曲だけをオ
ンエアすると言う企画があった。
 昨日のテーマは、ハードロック・ヘビーメタルだっ
た。
 ハードロック・ヘビーメタルは、日本にも相当数の
ファンがいると思われるのだが、何故か放送されるこ
とが極めて少ない。
 放送界から、半ば締め出されているようなこのジャ
ンルの音楽を昼の1時から夜の10時45分まで続け
て放送するというのは、日本の放送界始まって以来の
ことだと思う。
 
 私は、ハードロック・ヘビーメタルは、それほど詳
しくないので、少し勉強のつもりで聴いてみた。
 このジャンルは、音響的に騒々しいので世間の理解
が得られにくい。
 やかましい音楽を演奏している奴は、人間的にもや
かましいのでは?という偏見があるのかもしれない。
 実際そう思われても仕方が無いような轟音のロック
サウンドを展開しているバンドも存在している。
 だが、この音楽を演奏するにあたっては、実は大変
な技術力が必要とされ、その技術の維持には日頃の努
力と厳しい節制が不可欠であることをファンにはよく
知っている。
 クラシックで言うと、リストやパガニーニの作品を
専門にしている演奏家のようなものである。
 外見やその音楽内容とは相反するような、その求道
者のようなミュージシャンの姿勢は、この音楽の持つ
意外に純粋な側面を確認させてくれる。

 一日通して聴いてみて、やはりロックバンドの要は
ヴォーカルではないか、と思った。
 演奏は素晴らしくても、ヴォーカリストの声質とか
が残念ながらもう一つだな、というバンドがいくつも
あった。
 上手いロックヴォーカリストを見つけ出して、自分
のバンドに入れるのは、これは困難な仕事なのだ。
 歌は基本的に誰でも歌えるのだが、観衆を惹き付け
る力量のある歌い手は、そうはいない、と言うことな
のだろう。
 
 それにしても、松本和也アナウンサーの歌は上手か
った。
 驚いてしまった。
 あんなずんぐりムックりの容姿でなかったら、世界
的なヴォーカリストになっていたかもしれない。
 おっと、容姿を問題にしてしまいました。
 松本さん、申し訳ない。