不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

選挙対策が行われた民家の前で

 いつものスーパーに行く途中にある家の前に、珍し
く何台もの自転車と原付と2台のクルマがとめてある。
 こんなにたくさんの乗り物が集まるとは、何かの催
眠商法の会場になっているのだろうか?
 それにしては、そこは普通の民家だし、こう言って
は失礼だが、説明会が行われるようなスペースもありそ
うにない普通サイズの家である。
 
 買い物を済ませ、私がまたその家の前を通ると、中
から何人もの女性が出てきた。
 何やら話している。
 そうか、選挙か。
 この家は、どこかの党の支部とか集会所になってい
るらしい。
 党本部からはっぱをかけられていたのだろうか、ど
うも女性たちの顔色がもうひとつパッとしない。
 実際、市民が選挙運動をするといっても、知人に電
話をかけるくらいのことぐらいしか出来ない。かけま
くれ、と言われても、そんなにそういった内容の電話
をかけられる知人もそんなにいないものだ。
 皆が、さて、どうしよう?そんな表情だった。

 選挙運動と言うのは、大事なこととは十分理解てい
ても、何をすれば最も効果的かということは、もうひ
とつ分かっていない。
 法律の範囲内で、最高に効率的な方法というのを発
案したら、それこそ世紀の発明なのだが、未だ誰もそ
れを知らないようだ。
 何か方法があってもよさそうなものだが、見つから
ないのだ。
 選挙の達人たちがやっていることも、何だか古めか
しいことばかりだ。

 その選挙運動対策に使われた民家のすみには、候補
者のポスターがあった。
 ポスターをベニヤ板に貼って、立てる。
 素朴極まりないが、この方法が一番効果があるのか
もしれない。

 そして、どういうわけか、今回の参議院選の候補者
ポスターは、笑ったものが多い。
 笑ってる場合ではないと思うのだが、殆どの候補者
は笑っている。
 そんなことだから、参議院不要論が出るのだ。