不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

つるの雑草には参った

庭の雑草があまりに酷くなってきたので、草むしりをすること
にした。
 先日は、自分の頭を刈ってもらい、今回は庭の草を刈る。
 髪の毛は、生えてくれれば少しは嬉しいものだが、雑草となる
と、困ってしまう。
 一応、事前に図書館に行って、雑草の図鑑を見てみた。
 へぇー、いろいろ種類があるな。なかでもイネ科とキク科が多
いようだ。
 水も肥料もやらないのに、それ以前に種もまいていないのに、
勝手に生えてくる雑草とはいったい何なのだ?
 図鑑を見ているうちに、何だか腹が立ってきた。
 
 さて、草むしり開始。
 以前は、花が咲いていれば雑草でないとみなす、という方針だ
ったが、図鑑で学習したところ、花を咲かせる雑草もかなりある
ことを知ってしまった。
 こうなったら、片っ端からむしってやる~。
 知識や情報に踊らされてしまうとは、私も軽薄である。

 草を抜いていると、恐ろしく強靭な草があることに気がついた。
 それは、朝顔のようなつるの植物である。
 なんと言うのかわからないが、そこらじゅうに生えている。
 砂利の下からでも生えている。ここからは生えないだろうとい
うようなところでも、全然平気なのだ。
 土が殆ど無いような場所でも、生えている。
 お前は、エアプラントか?と言いたくなる。
 コンクリートの上に、2センチほどの土が載っているだけの場
所があるのだが、そこでもしっかりと根を生やしている。
 それで、その場所だけで細々と生えているのなら、まだかわい
いのだが、つるをそこから延々と伸ばしているのだ。
 土が無くても生きていけるなんて、どういうことだ?
 人間だったら、社会が無くても生きていける、というようなも
のか?

 これが、大根か何かだったら、「ど根性大根」とか言われて、
メディアにも取り上げられるのだが。雑草ではねぇ。絵的にも汚
いし。

 それにしても、強すぎる。
 雑草の生命力は、どこから来ているのか?
 それが、自然の強さというものなのか。
 
 狭い庭だが、一時間半むしっていてもなかなか綺麗にならない。
嫌になってきたので、適当にキリをつけて、本日の草むしりを終
了することにした。

 素手でむしっていたので、手が黄緑色になった。
 石鹸でごしごし洗っても、落ちない。
 雑草は、どこまでもしぶとい。

 むしった雑草の山を見て、100gが10円で売れたら、もっと
熱心にむしるのだけれどな、と思った。