不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

喪主になったら ⑦ 参列者の数>葬儀場の祭壇・飾り付け。

 葬祭業者は言葉巧みに勧めてくる。

 各商品は何ランクかに分けられていて、それぞれを比較させ検討させる。

 すると、どうしても真ん中位を選びがちになる。

 これが業者の狙いである。

 一番下のランクを選び難い。

 通常の商品選択であれば、それも良かろう。

 だが、これは葬儀のメニューである。

 高いものを選ぶ必要は無い。

 通夜・告別式は数時間のだけのことである。

 あっという間に終わってしまうのだ。

 それに参列者が見て、「ほぉ、立派だね」等とは言ってはくれないし、思わ

れもしない。

 選択する場合は、最低ランクで十分である。

 (それだと貧相に見えはしないか?)と言う心配は無用である。

 葬儀で盛大に見えるか、立派に感じるかは、葬儀場の祭壇、飾り付け等で

はない。

 そんなものの影響力は微々たるものである。

 葬祭業者が及ぼす力などごく限定的である。

 盛大に行われるか否かは、参列者の数と生花の数である。

 この数は、葬祭業者ではコントロールできない。

 葬祭業者に支払う金額が多くなっても、盛大な感じは出せないのだ。

 だが、葬祭業者は、そうした当たり前のことを忘れさせ、セールストーク

高額な商品を勧めてくる。

 それが意義あることだと思わせようとする。

 要注意である。

 

 ~続く~