一般参列者で同じ町内のその人と少し話をした。
私は人と会うとつい面白話をしてしまう。
これは習性のようなものだ。
だが、今回は場所柄をわきまえて今回は自粛した。
そしてその方もお帰りになり、式場には班からの参列者
だけとなった。
葬祭業者にとっては本来のお客である遺族は火葬場へ
行き不在で、参列者と関係者の中間のような班からの参
列者が残っている。
これは葬儀ならではの状況である。
班からの参列者が受付前に集まる。
受付を担当した人が、香典をまとめ箱に入れる。
そして葬祭業者を呼び、手渡す。
皆が見ている前で渡したことを確認する。
葬祭業者は直ちに事務所に持って行く。
こらは私たちの重要な任務なのだ。
(誰かがやってくれるだろう)的なお任せ気分でいると、
結局誰もやっていないことがある。
「えぇ~、誰もやっていないの?!」である。
そうしたことがあってはならない。
信頼されて任されているからには完遂しなければなら
ない。
難しいことではないが、香典管理は大切なのことである。
これを業者に任せると、結構な金額を請求されるのだ
ろう。
~続く~