不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

雑草の処理をした。その④

 ほどなくして現場に着いた。

 自転車を停める。

 さて、どうなっているか?

 あれ?

 雑草が少ない。

 思っていた以上に少ない。

 事前想定の10%ほどだ。

 昨年までの灌木の生き残りが4~5本枝だけで立っている。

 葉は付いていない。

 枝を折ると黄緑色の断面が出た。

 生きてはいるが、葉を出すまでの生命力はないようだ。

 小さな一年草の雑草は少し生えている。

 だが、それらも丈は低く、大した数ではない。

 おぉ、こんな年は初めてだ。

 私の祈りが天に通じたのか?

 私は各所の神前において「雑草が生えませんように」と祈っている。

 (なんだそれは?)と思われるかもしれない。

 雑草は厄介な存在であり、災難、障害物である。

 自然現象である。

 であれば神に祈るしか無い。

 私は雑草に除草剤の噴霧を始めた。

 例年を大きく下回る時間で作業は終わった。

 除草剤は大分残った。

 例年の4分の1以下で余裕で散布できた。

 詰め替えのために一旦帰宅もせずに済んだ。

 ここまでスムーズにコトが運ぶとは思ってもみなかった。

 この6月から10月まで気を揉んでいたのが愚かに思える。

 そして私は気分良く家に戻った。

 

 ~続く~

 

 

 

 

 

 

 

 

雑草の処理をした。その③

  私が使っている除草剤は原液を希釈して用いる。

  それを1リットルの霧吹きに入れて散布する。

  例年一回の散布に2~2.5リットル位を使う。

  1リットルが終わるとその度に帰宅し、希釈して散布液を作り霧吹きに詰め戻る。

 2リットルのペットボトルとかに予め散布液を作っておき、それを現場で詰めれば?ということは毎年考える。

 だが、軽くて座りが悪い霧吹きにペットボトルからうまく注ぎ込めるのか?

 私にはその自信がない。

 試しにやってみれば案外出来るのかもしれないが、その気になれない。

 いちいち家に戻って散布液を詰めるのも面倒だが、利点もある。

 液が無くなれば、その時点で一時休憩となるからである。

 肩に掛けたり背負ったりする噴霧器の購入も考えることもあるが、散布場所はそこまでの広さはない。

 霧吹きで十分であろう。

 もっとも、どなたかが「中古だけど使う?」と寄越してくれればホイホイ使うであろう(笑)

 さて、今年はどのくらいの散布になるのか?

 ちょっと想像がつかない。

 事前に下見に行っておけばわかるのだが、していない。

 普段はノータッチ、ノールックなのだ。

 いずれにせよ、最初の1リットルは使うことはわかっている。

 私は原液を希釈し霧吹きに詰める。

 そして、自転車に乗って現場に向かった。

 

 ~続く~

 

 

 

 

 

 

 

雑草の処理をした。その②

  その場所の雑草処理は、除草剤を使っている。

 庭の雑草の場合は、すべて手で抜く、手抜きである。

 除草剤は使わない。

 だが、その場所では手で抜かない。

 除草剤で一括処理をする。

 除草剤の会社に効率的な除草剤の散布について問い合わせたことがある。

 なるべく少ない回数で済ませるには何時散布すれば良いのか知りたかったのだ。

 「6月末と8月の年2回行ってください」と指導された。

 生え始めのまだ小さいうちである春先に散布した方が良いのでは?と問うと、ある程度生えて雑草に勢いがある時期に散布した方が効率的です、とのことだった。

 そう言われれば、雑草が盛んに生えるのは6月末と8月である。

 この2回が無理ならば、8月に一回行ってくださいとのことだった。

  私は指示通り6月末と8月に散布した。

 これは、さすがに効果があった。

 だが、この年2回の散布はその年だけだった。

 翌年からは8月の一回だけになっていった。

 6月末にもやりたいのだが、梅雨真っ最中の雨続きで散布できなかった。

 そのうち8月の散布をやらなくなってしまった。

 暑いからだ。

 比較的涼しい早朝に散布すれば良さそうだが、その涼しい時間帯は睡眠に最適だった。

 何年も放置していれば、雑草が生えまくることはわかっていはいたが、無視、考えずにいた。

 そして、今年である。

 6月は梅雨で散布の機会を逸してしまった。

 8月は高温で出来なかった。

 9月もやはり暑かった。

 あぁ、このままズルズル行ってしまうのか?と思っていた。

 内心、気が気ではなかった。

ところが、10月に入った先日、急にやる気が起こり散布に取り掛かることとなった。

 

 ~続く~