不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

班長の引き継ぎに行った。その①

 これは少し前のことだが、一応記しておく。
 私は町内会の班長の引き継ぎにお隣のKさん宅へ行
った。
 班長に引き継がれる書類や道具「7つ道具」が入った
袋を持っていく。
 大きめのエコバッグくらいの大きさである。
 7つ道具と言っても特別なものではない。
 班長が預かっている品と言えるだろう。
 この袋を喜んで受け取る人は少ないだろう。
 向こう一年間は班長としての業務が待っているからで
ある。
 業務内容に難しいことは何もない。
 普通の社会人であれば誰でもできることばかりである。
 だが、確実性が求められる。
 難易度の低さゆえに完璧であることが求められる。
 また「あの人とはウマが合わないので」といったエゴは
一切出せない。
 内心気に入らない人のお宅にも愛想良く伺い、集金して
こなくてはならない。
 加えて、班内で人が亡くなると班長が中心となって動く
ことになる。
 通夜・葬式は、即時対応が原則である。
 そのため長時間お留守、つまり遠方への旅行、泊りがけ
の旅行ができない。
 班長は、難しくはないが簡単ではないのだ。

 ~続く~