金曜日になった。
昼過ぎから雨は降り始めた。
天気予報通りである。
ここまで予報は嫌なほど当たっている。
となるとお祭り当日の土日も雨なのか?
何とかならないかなぁ。
そう考えてはみるが相手が天気となると、方策が思い
浮かばない。
土曜日は降ってほしくないなぁ。
朝8時から11時までは、特にである。
その時間帯は私が所属する班が幟立ての作業をする
のだ。
雨に降られるとテンションが下がる。
悟られないようにはしているつもりではあるが、私はお
祭りには興味が殆ど無い。
本当は参加はしたくない。
絶対嫌だというほどではないが、出なくても良いのな
ら出たくない。
この作業も町内会の行事なので、仕方なく出るのであ
る。
内心は嫌々なのである。
気持ちがこんな風だから、雨に降られるとよりどんより
とした気分になる。
雨が降る悪影響ことによる悪影響は気分だけではない。
手元や足元が滑るのだ。
それなりの重量のものを扱うので、滑ると危険である。
あぁ~、明日は降らないでいてほしいなぁ。
私はそう思いながら眠りについた。
~続く~