理容店から家に帰って一息つく。
鏡を見てみる。
あれ?
私のオーダーとは少し違うな。
私はスポーツ刈りと言った筈だ。
頭の上部は少し長めに残すというのが、当地とその
周辺でのスポーツ刈りの定義である。
全国的にはどう言うのかわからない。
少なくとも当地ではそうなっている。
鏡をもう一度見てみる
これでは、いわゆる丸刈りではないのか?
少し長めの丸刈りである。
ムムム。
まぁ、良いか。
私は髪形には、こだわりが微塵も無い。
どんな髪形でも、かまわない。
生えているだけで御の字だと思っている。
店でもカット終了時に「これで良いですか?」とチェッ
クを促されてもろくに見てもいない。
したがって、髪形が意向通りでなくとも怒るようなこと
もない。
髪なんて頭上の雑草である。
深く考えても、その下の脳味噌がよくなるわけではない。
こだわるだけエネルギーの無駄である。