昨日の未明、家の前の道を通るクルマの音
がいつもと違って聞こえる。
サク、サク、サクという音だ。
しかも徐行しているようだ。
定時に起き外を見てみる。
雪が積もっている。
8㎝ほどはありそうだ。
8㎝とは私の目測で5㎝はあるが10㎝は無
いな、という様子からそう判断したのだ。
外へ出て雪の高さを正確に物差しで測ってみ
ようかとも思ったが、迷った末、止めた。
寒さには逆らえないのだ。
当地で雪が積もるのは、25年に一回程度し
かない。
25年、つまり四半世紀、100年に4回である。
当地は大風が吹く代わりに雪はほとんど降ら
ない。
降っても4~5年に一度くらいだ。
降るといっても風に舞う程度で、地表に着けば
すぐに溶けてしまう。
それも強い寒気団が日本列島を覆った時くらい
で年に2日もない。
そんな土地に、昨日は雪が積もった。
これほど降ったのは私が子供の頃以来である。
県内ではこの雪のため休業した企業も多かった
ようだ。
矢が降っても休まないような会社でも、雪には
敵わないようだ。
だが、その雪も当地では8時過ぎには溶け始め、
午後1時過ぎに全部溶けてしまった。
そしてこの日も雪は降ったが風は吹かなかった。
少しは手加減してやろうというところなのだろうか。