不二家憩希のブログ

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腕時計の電池を入れる。その③

 私は腕時計の電池の入れ替えをホームセンタ
ー以外にショッピングモールの時計売り場に頼ん
だことがある。
 ホームセンターの電池はもちが悪いような気が
したからである。
 だが、ショッピングモールの時計売り場の担当
もホームセンターと同様で時計に特に詳しいとい
った様子の人ではなかった。
 時計職人という雰囲気はまるで無い。
「人事配置でここにいます」取ったかんじなのだ。
 そのショッピングモールでも何度か電池は交換
してもらった。
 そしてやはりここの電池も質が悪かった。
 もちが悪いのだ。
 しかし、このもちの悪さはすぐに判明するわけで
はない。
 何しろモノが時計である。
 新しい電池に入れ換えたからといって、中の機械
の動きがが早くなるわけではない。
「やっぱり新品の電池は違うなぁ~。針の回る速度
が違う」ということにはならない。
 腕時計の電池の場合、入れてから止まるまでに
約1年ほどかかる。
 そのため入れた電池の性能がどれほどのものかは
約1年かかってしまう。
 それに入っているのが腕時計である。
 ふたを外して中を見て「この電池は○○社製だ」な
どといったことが一切わからない。
 電池を入れ換えてもらったら次回の停止と入れ替え
まで使用者はどうすることも出来ない。
 これは特殊なことである。
 消耗品の交換なのに、使用者はその消耗品の品質
がわからないままでいることになる。
 これでは、悪質業者の出現を待っているようなもので
ある。
 悪質業者とまではいかないものの、明らかに質の低
い電池を入れるような業者も出てくる。
 そのため各地でトラブルが起きているようではあるが、
損害額が約千円と消費者被害としては少額なので、あ
まり大きな問題にもならないでいるようである。
 私としてはあまり疑いたくはないが、このショッピング
モールの時計売り場で入れてもらった電池も質の低い
ような気がする。
  
 ~続く~