不二家憩希のブログ

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”男はつらいよ”とらやは誰のもの?

 テレビで映画”男はつらいよ・柴又慕情”を観た。
 この作品の冒頭では、寅さんが旅に出ている
間に、おいちゃん夫婦が2階の寅さんの部屋を
貸間にしようと看板を店先にぶら下げたことから
騒動が
起きる。
 旅先から帰郷した寅さんは看板を見て怒り出し、
再び旅に出て行ってしまう。
 これは、いつものお約束のパターンではある。
 だが私はこの作品を観ていて、幾つかの疑問が
沸いてきた。
 その1・寅さんの実家は団子屋のとらやなのか?
寅さんは家族喧嘩の際「ここは俺の家だ!」と毎
回言うが、シリーズを観ているとどうもおいちゃんの
家のようでもある。もし、おいちゃんの家だとすると、
俺の家だ、と寅さんが言うのは間違っているように
思える。
 その2・とらやが実家だとするととらやの土地や建
物の所有者は誰なのか?息子の寅さんは相続でき
なかったのか?寅さんは16歳で家出をしていたの
で失踪者扱いで相続できなかったとも考えられるが、
そうした事情については劇中で触れられることはな
い。口が達者な寅さんが、そうしたことを言わないの
は不自然である。
 その3・寅さんの本当の実家は実は既に無いのか?
 その4・寅さんの父親は何を職業としていた人なの
か?
 
 私が以前、本で読んだ記憶だと、寅さんの父親はと
らやというだんご屋で、既に故人である。
 その後弟のおいちゃんが店を継いだ、となっていた
ように思う。
 おいちゃんが店を継ぐのはありそうなことだが、土地
や建物の相続はどうなっているのか?
 寅さんには異母兄と異母妹のさくらという2人の兄弟
がいる。
 兄もまた故人なので相続は寅さんとさくらということに
なるだろう。
 寅さんは失踪者扱いだとすると、さくらが相続しそうな
ものである。
 父親の弟であるおいちゃんが継ぐのは法的に不自然
である。
 
 以上のような点について、明確にご回答いただける方
がおられましたら、是非ご教授をお願いしたいと思います。