不二家憩希のブログ

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ラジオ局から締め出されたブラック・サバス。

ロニー・ジェイムス・ディオの訃報が世界中に大
きく伝えられたのは、ロニーが偉大な才能の持
ち主であったことの他に、ロニーがブラック・サ
バスのメ
ンバーであったことも大きな要因だと思われる。
 欧米ではブラック・サバスは別格のモンスタ
ー・バンドである。
 ブリティッシュ・ロックバンドとしては史上5本
の指に入る名門バンドなのだ。
る。
 ハードロックを生み出したバンドの一つとしてレ
ッド・ツェッペリンと対比して語られるほどである。
 しかし、ここ日本ではブラック・サバスは欧米ほ
ど知られていない。
 私はその理由は、これまでの放送局の対応に
あると思う。
 放送局、特にラジオ局では、ブラック・サバス
音楽を殆どオンエアしてこなかったからである。
 ここ数年は多少改善されてきてはいるが、199
0年代まではブラック・サバスの曲がラジオでか
かることはまず無かった。
 これは、民放もNHKも同様である。
 特にどの放送局が、ということはない。
 日本中のラジオ局がブラック・サバスの曲をシャ
ットアウトしていたのだ。
 これには、明確な理由があった。
 バンド名のブラック・サバスBlack Sabbath)がブ
ラクサベツ(部落差別)に聞こえるから放送上好ま
しくない、というものである。
 そんな馬鹿馬鹿しい、本当か?と思われるかもし
れないが本当のことである。
 こうしてブラック・サバスは日本のラジオ局では無
視され続けてきた。
 ラジオで取り上げられなければ、いくら欧米で人
気のバンドも世間に知られるチャンスは少ない。
 そのため、ブラック・サバスは日本ではそれほど人
気が無い、と私はみている。