不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

封筒を探す。

 ある取引先の会社の書類を見ていたら、有効期限が2日
も過ぎているのに気がついた。
 まだいいや、と思って放っておいたのを、忘れてしまっ
ていたのだ。
 これは大事だから、いくらなんでも忘れないだろうと、
高をくくっていたのだ。
 慌てて電話を入れる。
「それでは、これこれこうして、返送してください」
 あー、よかった、と一安心。
 本来なら、期限までに手続きをすれば返送などしなくて
も良かったのだが、仕方がない。
 さて、返送となると封筒が必要だ。
 封筒、あったかな?
 封筒は何種類かあることはあるのだが、適当なサイズが
どうも無い。
 ハガキを入れるのにちょうど良い形のものや、大き過ぎ
たりとこれぞ事務用封筒、というのが見つからない。
 封筒くらいきっちり整理しておけばよいのに、必要にな
ってはじめて探し出す。いつもの悪しきパターンである。
 いろいろありそうなところを探す。
 私は取りあえず用事の無い物や書類は、空いた場所に積
み上げておく、という計画性の無い展開をしているので、
家の中には物や書類が錯綜している一角があるのだ。
 これは、一種の宝探しなのだが、宝が封筒では平べった
くて見つかりにくい。なかなかの難敵である。
 少しして、紙の手提げ袋に入った物に行き当たった。
 これは、何だと中を見ると、母の49日に配った忌明け
志のタオルセットだった。結局一個余ったのだ。
 その手提げ袋の中には、タオルセットの他にもう一つ何
かの箱が入っている。一体なんだろう?
 見ると、その箱には饅頭が2個入っている。
 これも49日の法要の時に配ったものだ。
 ということは、もう1年近く経っている!
 さすがに饅頭は、化学的解体の経過をたどっている最中
であった。だが、見事なパッケージ技術によりアリの侵入
は防いでいた。
 アリは、少しでも甘いものが露出していれば、どこから
か進入してきて仲間と共に運搬作業を開始するのであるが、
今回はその難を逃れることが出来たのだ。
 それにしても、1年も放っておくとは、我ながら呆れる。

 しばらく探して、やっと手ごろな封筒を見つかった。
 同時に、積み上がっていた物と紙の小山の整理も出来た。
 
 整理整頓は出来る人の常識なのだろうが、私はその常識
の線に未だ達していないようだ。
 いつも反省はするのだが、改善される様子も無い。
 人に課題あり、である。