不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

桜開花。

  自転車で走る。

 そう言えば当地の桜はどうだったかな?

 最近は桜の木があるところを通っていないな。

 少しコースを変えてみよう。

 公園横の通りを走る。

 桜の木だ。

 咲いている。

 ほんの数個ではあるが咲いている。

 おぉ、これが私にとって今シーズン初の桜である。

 春が来たなぁ。

 楽しい気分になるなぁ。

 でもなぁ、ウィルスを生んだのも自然である。

 桜の花を咲かせるのも自然である。

 自然よ、あなたは本当に気まぐれだ。

 人間はそのきまぐれに翻弄される一枚の葉に過ぎないのか?

 

  

 

枝先の花。

 自転車で街を走る。

 晴天の下、風景を眺めながら走るのは楽しい。

 お宅の庭先の木の枝先に花がついている。

 薄いピンク色の大きな花だ。

 何と言う花のだろう?

 おそらく有名な花なのだろうが、私はこうしたことに疎くよく知らない。

 それでも、この花がこの数日で咲いたであろうことは知っている。

 こうして次の用事先まで走っている間に、木に咲いている花をいくつも見るよう

になった。

 ここ数日で特に多くなったように思う。

 これらの花を見ると春がきたことを知らされる。

 庭先の木の花の鑑賞は、この時期の私の楽しみである。

 

 

 

マスクを頂く。

 時々お邪魔している教派神道の教会に行った。

 私は特に信者ではないが時折伺っているのだ。

 神前の間の入口近くに小さな机が置いてあり、その上に箱が置いてある。

 箱の上には「ご自由にお持ちください」という表示がある。

 マスクである。

 箱入りのマスクである。

 おぉ、このご時世で珍しい。

 希少品を気前が良いなぁ。

 信者さんのどなたかが寄付してくださったのだろう。

 私はこのマスクの存在は前回参拝時に知った。

 教会の先生は「不二家さんも、どうぞお持ちください」と仰った。

 だが、私は「私はマスクはしないので、要りません」と断ったのだった。

 その日家に帰ってから、(やっぱり頂いてくればよかったかな?)と思うように

なった。

 知人で花粉症の方がおられるのだ。

 (マスクを差し上げればご機嫌が取れるかも?)と考え始めた。

 今回はマスクを頂くつもりでの参拝である。

 私は先生に挨拶をし、マスクを頂く旨を話した。

 理由も上記の通りを話した。

 頂くのは3枚とした。

 「ビニール袋を持ってきましょうか?」と先生が声をかけてくれた。

 私は「結構です」と断った。 

 「袋持参で来たんです」と付け加えた。

 頂く気満々である。

 貴重なマスクである。

 私は「これで点数が稼げるかもしれません」と冗談交じりで話した。

 それにしても、今現在こうしてマスクを寄付してくださる方がおられるとは、思

っても見なかった。

 奇特な方がおられるなぁ。

 ちなみに、この教会ならびに教団では「○○さんが寄付してくださいました」と

いった告知は一切しない。

 神様がご存知なのだから、それで十分だ、ということである。

 また、名前を出すことによる諸々の弊害を熟知しているからでもある。

 実に清廉にして賢明である。

 珍しい教団である。