ことになる。
バリー・マイルスというジャズ・クロスオーバーのピアニ
スト・キーボード奏者もその一人である。
バリー・マイルスとは聞いたことがあるような無いような
名前である。
ビートルズの伝記を書いた英国人はバリー・マイルズと
表記され別の人である。
さてこのバリー・マイルスは、14歳でデビューアルバム
を発表している。
早熟である。
アルバムは自作曲で揃えられ、ピアノやキーボードの腕
前も見事である。
今回紹介するのは、バリーが23歳の年1971年に録音さ
れたものである。
このアルバムには、ギターでパット・マルティーノ、ジョン・
アバークロンビー、テナーサックスのルー・タバキンが参加
している。
と言ってもサウンドは、ロック色が強いクロスオーバー・ジ
ャズである。
ンとしての活動が多い頃である。
「こういう感じ、サウンドで弾いてください」と指示されれば、
その通りに演奏していたのであろう。
曲はアルバム・タイトル曲の”ホワイト・ヒート”である。
特色あるサウンドではないし、曲自体もそれほどでもない。
だが、演奏が熱い。
ハードロック・ヘビーメタルでもこれほどの速弾きは殆ど無い。
”ホワイト・ヒート”という曲名そのものサウンドである。