不二家憩希のブログ

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役員反省・慰労会に行った。その⑯

 SHさんの「町内の役はやらない」という言葉を当日の
参加者はどう聞いたのか?
 SHさんは会長さんたちの方を向いての発言ではあっ
たが、特に会長さんや町内三役に対してという意味合い
は感じさせなかった。
 SHさんとしては、皆の前で「やらない」と明言しておき
たかったのであろう。
 ただ、誰もいない空間に向かって「やらない」と言うと、
ちょっとおかしな様子になる。
 それで会長さんや町内三役の席に向かって言ったと推
測される。
 突然、このような言葉をぶつけられた会長さんたちは
は無反応だった。
 反応できなかったのであろう。
 話の流れがあった上での発言ではなく、いきなりの「や
らない」宣言である。
 瞬時の対応は無理な注文である。
 場の空気が冷えていくのを見守るしかない。
 と言って「そうですか、了承しました」とも言えない。
 気まずさの中で沈黙が続く。
 SHさんは、再度口を開いた。
 「もうやりませんから」
 SHさんとしては念押しのつもりだったのか?
 あるいは皆が聞いていない、聞こえていないと思ったの
か。
 だが、そう言われてもやはり返答はできない。
 そもそも、こうしたことを宴会の場で言い出すことに問題
があるだろう。
 SHさんも、内心ではわかっていたのかもしれない。
 だが、乾杯後、アルコールが入って判断力が低下してし
まったのかもしれない。
 SHさんの発言により宴会ムードは萎んでいったのだった。

 ~続く~