不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

役員反省・慰労会に行った。その⑥

 次は、来年度の班長の発表となった。
 会長さんが各班長に来年度の班長の名前を問いかけ、
班長が答えていく。
 事前に個別に聴取しておいても良さそうなものなのだが、
こうして皆の前で発表するということに意義があるのだろう。
 あるいは単に「昔からこうしているから」ということで受け
継がれているだけなのかもしれない。
 班長は順番に名前を答えていく。
 私の隣の班長の番になった。
 この人は会合に毎回自分の小さな子供を連れてくる。
 その子供は家で留守番ができないほどの年齢でもない。
 この女性は押し出し強く言い切れば、なんでも通ると思っ
ているフシがある。
 前回の会合の際にも、図々しい発言があった。
 他者への配慮はなく、自分の都合最優先という姿勢であ
る。
 「うちは来年はSGさんの順番なんですけど、『やりたくな
』って言っているんです。」
 「SGさんは、お母さんと一緒に住んでいたんですけど、お
母さんが娘さんのところに引っ越して、SGさんは一人暮ら
しなんです」
 SGさんは、中年男性で、これまでは町内の業務は母親
が担っていたようだ。
 頼りの母親はいなくなり、お鉢は自分に回って来る。
 班長になれば、各戸に宅訪し集金その他をしなければな
らない。
 これまでご近所に対し無愛想に生活してきていると、急に
そんなことはしたくない。
 それで嫌だと言い出したのであろう。
 あぁ、そんな勝手なことを言う人がいるんだなぁ。
 いいおっさんなのに、考え方がお子様過ぎる。
 中年困ったちゃんである。

 ~続く~