独断で処理できるものばかりではない。
町内三役ら他の執行部役員らに相談したりして解決
策を見出そうとする。
それらの経緯と結果が会合の場で発表される。
そして会合参加者である役員らに意見を募る。
多くの場合、参加者に異議は無い。
「ご賛同頂ける方は拍手をお願いします」
促されて拍手が起こり、その件は解決済みとされる。
「勝手に決めた」と言われない、言わせないための手
順である。
懸案によっては、(もう少し皆の意見を聞いて検討をし
た方が良いのでは?)と思えるものも無いわけではない。
そうは言っても、皆の意見を完全集約することは事実上
不可能なケースが多々ある。
その場合、会長を中心とした執行部の案がそのまま通
ることとなる。
同じ町内であっても、そこからまた班に分かれている。
「自分の班の利便性を優先したい」という思惑が交錯、
激突することもある。
町内会執行部は、さらなる火種の元を産まないように
気を配らなければならない。
揉め事は大きくなれば鎮火がより困難になる。
そうならないように手をうって問題の長期化と拡大を予
防していく配慮が求められる。
いろいろと大変なのである。
~続く~