ある取引先から、封書が届いた。
封書の中身は昨日電話があった際に話していたも
のであった。
「封書でお送りしますので」と言われていたのだ。
そうか。
取引先と当地の距離は、大きく離れているわけでは
ない。
だが、投函して翌日に着くような距離でもない。
先方は、封書の内容の確認と説明の電話を予め入
れてくれたということになる。
おぉ、何と細やかな心遣いだろう。
先方は、いわゆる民間企業ではない。
役所やその関連でもない。
社会的には公的機関と言えるだろう。
関わる人の中には役所と捉えている人もいるかもし
れない。
それにしては、見事な対応である。
役所関連は、一方的に送りつけて「よく読んで記載
の指示に従え」という姿勢である。
日本語としては、それなりに丁寧に書かれていても、
その姿勢は上から目線である。
イラッとさせられる場面も多い。
この取引先は、実に丁寧である。
こういうことは、ここの責任者が、意識して行わなけ
れば出来ないことである。
私は、この取引先を見直した。
時には、こういう気分になれるのは嬉しいことである。