不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

冨田勲氏、ご逝去。

 作曲家・シンセサイザー奏者の冨田勲氏が5月5日に
お亡くなりになった。
 84歳だった。(以下敬称略)
 冨田勲は、世界的に極めて高く評価されている音楽
家である。
 作曲家として多くの人気作品を残している。
 NHK新日本紀行」や大河ドラマ花の生涯」、アニメ
ジャングル大帝」などの曲は、広く親しまれた。
 作曲家・冨田勲が軸にあることは言うまでもないが、
その業績はやはりシンセサイザー演奏に代表される。
 60年代中頃に楽器としての形が整い始めたシンセサ
イザーを、冨田は自身の音楽にいち早く取り入れた。
 シンセサイザーは、今のように知られた存在ではなか
った。
 テレビやラジオで紹介される際には、まず「シンセサイ
ザーとは何か?」ということを説明されなければならなか
った。
 冨田はクラシックの作曲家の名曲を、シンセサイザー
用に編曲した。
 当時のシンセサイザーは、一から自分で音色を作って
いかなければならなかった。
 単なる編曲作業ではなかった。
 突出したセンスと労力が必要とされた。
 冨田勲は「世界のTOMITA」となった。
ュージシャンたちが来日の際の第一の要望として、「冨田
に会いたい」と願った。
 彼らの希望はかなえられ、冨田の自宅に訪れたのだった。
 世界的な音楽家は、多くの作品を残し旅立って行った。





新日鉄アワー「音楽の森」のオープニング曲としてもおなじみの曲である。