今朝、毎日のローテーションとは別の場所の
掃除もした。
それで多目のゴミが出来た。
そうか、今日は燃えるゴミ収集の日だな。
このゴミをまとめて出すとするか。
私は一人暮らしなので、ゴミの量も多くない。
市指定のゴミ袋に一杯になると、ようやくゴミ
の搬出をするのだ。
だが、時刻は9時半だ。
間に合うかな?
私はゴミの搬出は普段は6時台に出すことに
している。
早めにやるに越したことは無いからだ。
しかし、今日は大きく遅れて9時半である。
私は大急ぎでゴミをまとめることにした。
家にあるゴミ箱をひっくり返して、市指定のゴ
ミ袋に入れる。
お隣のNさんが、ゴミを持って行かれる姿が見
えた。
おぉ~、まだ大丈夫なのか?
私は急いでゴミをまとめた。
そして、最後に家の外に置いてあるゴミ箱のゴ
ミを押し込もうとした。
すると、その時、ゴミ回収車が走って来た。
まずい。間に合わないか。
私は急いだ。
大急ぎでゴミをまとめて道に走り出た。
ゴミ集積所では、既にゴミの積み込みを始めて
いる。
待ってくれ~。
私はそう心の中で叫んだ。
実際に声に出してもよいのだが、朝っぱらから大
声を出すのも憚られる。
私はゴミ袋を持って走り出した。
履いているのは庭履きのサンダルなので、走り
にくい。
それに満タンになったゴミ袋は、それなりに重く、
持ち手も無いので運びづらい。
私はよたよたと走る。
だが、収集車は無常にも次の集積所に向かって
走り出した。
ありゃぁ~。
置いてかれた。
私はゴミ袋持って家に引き返す。
もう数分早かったら、出せたのに。
残念無念。
私は次回の収集日まで、このゴミと暮らすことに
なる。
なんだか、とても大きな損をしたような気がした。